心を込めてお付き合い
十数年前、カレンダー販売を始めました。保険会社の営業の女性にある人には100冊、ある人には200冊と 卓上のカレンダーの注文をとって回りました。
当時は原価計算などしたためしもなくただやみくもに、 安く安くだけ考えて販売していました。
薄利でも大量販売すれば利益が出るものと疑わなかったのですが、 初年度は予定した販売数に遠く及ばず大幅な赤字を出してしまいました。
これでは商売になりません。 そこで次の年には原価計算をしっかりして安く販売しても利益が出るようにしようと心に誓いました。
それが功を奏したのか、次の年は目標にした数量の注文をとることができ、しかも利益も出す事ができました。
営業員さんたちにも気に入ってもらったのでしょう、前年注文者の90%近くがリピーターになってくれました。
カレンダーの集金の時期にはセールスレディからこんなことを聞きました。
「わたしのお客さんに配りに行ったら真っ先に机の上においてくれたのよ」
「もう少します目を大きくして、なるべく書き込みスペースを広げるように カレンダー屋さんにいっておいてくれよ---なんて注文をつけられたわよ」
などなど配った先のお客様からのいろいろな反応を聞かせてくれました。
そんな話を聞いたとき、 わたしは自分が販売したカレンダーがセールスレディとその先のお客様との大事なコミュニケーション・ツールになっているんだ > ということに気が付きました。
年に1回、しかも年末の忙しい時期に届けられるカレンダーにまつわるちょっとしたエピソードに、 なぜかほんわかあたたかなぬくもりを感じませんか?
わたし共は以来10年間試行錯誤を繰り返しながら、何とか皆様に支持されるカレンダーを作る事に精力を注いで参りました。
そしてこんなにちょっとした小さな贈り物が、営業の方とそのお客様との心の架け橋になる事をいつも願ってやみません。
皆様方の業界の方々にもきっと役に立つという一念で、心を込めてこれらのカレンダーを斡旋させていただきます。
どうかこの思いが通じますようにお祈り申し上げます。
カレンダー販売に思いを込めて

名入れカレンダーをお使いになる皆様へ
naire-calendar(名入れカレンダー)屋の心意気
- リーズナブルな価格
- 弊社は必ずしも価格において、激安を目指してはいません。
ただカレンダーという商品の性格上、 名入れをして少しでも多くのお客様に配る必要性から、できるだけ予算的に使いやすい価格があると考えます。
そのためには、価格もそれに見合った線で設定しよう努力しています。
- 小口名入れの重視
- 最低名入れ引き受け数量を100とし、10刻みで名入れをお受けします。
皆様のお客様の数を考え、名入れしたカレンダーが無駄にならないない様にと小口化しております。
- 90円で郵送の卓上DMカレンダー
- 卓上カレンダーの数字・いぬねこヨコソフトケース入りは 重量が約50g以内で定型サイズなので、90円の切手を貼ればそのままお客様に郵送できます。
年末の忙しい時期にカレンダーを持っていく時間のない方や、遠方のお客様宛てにはコストも掛からず、 ポストに入れるだけの手軽さで毎年好評をいただいております。
※尚、メール便という90円DMに代わるサービスを始めた運送会社も増えて参りました。
- 弊社オリジナルの重視
- 10年間改良を重ねオリジナル・カレンダーを作成して参りました。
特に卓上は、次の点に留意しています。
- ます目:予定を書き込みやすくするために、ます目を大きくしてきました。
- 機能性:人によって使い方が違うので、1.タテ差し込みタイプ(ハードケース入り)2.ヨコ差し込みタイプ(ソフトケース入り) 3.スパイラル・月めくりタイプの3つをご用意させていただいております。
- 安定感:ハードケース入りは特にケースが組み立て式で、机の上などに置くと安定感抜群です。 スパイラルも底部が広がりますので安定性があります。
- 大きさ:一回り大きいサイズを作るのは容易ですが、お客様の机の上のスペースを考えちょうど適当なサイズにするよう努めてきました。
- お客様の声:常にお客様の使用感を聞いて改良を加え、出きるだけ多くの方に満足感が得られるようなオリジナル商品の開発を心がけております。

名入れカレンダー屋の心意気 - 日記
カレンダー取り扱い初めのころ
平成7年から取り扱いを始めたのだが、当時は売り先も少なく扱い商品も少なかった。
扱い始めはまず住友生命と朝日生命の2つの会社にターゲットを絞る。商品は卓上カレンダーのみ。
今から考えれば随分と少ないアイテムで良くやっていたなと思うが、逆に少ないから顧客対応も丁寧にできたといえる。当時はまだまだ生命保険会社も元気な頃で、ひとり200冊・300冊なんて平気な世界だった。 朝日生命も当時はまだ総合力では5番目の会社で、購買力は抜群。成績のいい人は400冊・500冊はあたりまえ。
わたしの記憶の中で一番注文の数が多かった人は、600冊だった。当然成績も良かったと思う。
その時は、卓上カレンダー1本やりだったので気がつかなかったが、実はカレンダーの世界では壁掛けカレンダーが主流で、卓上は後発商品だったということを後で知った。
統一性(同一様式)とカレンダー配布
カレンダーを取り扱い始めた時に思ったことがいくつかある。
その中の一つは、人間はいつも目にし記入する手帳やカレンダーの様式は、統一したいということである。
わたしの例で言うと自分のポケット手帳。1992年から使用し始めたのだが、毎年使うのはこの能率協会から出している1タイプのみである。
カレンダーも毎年使い慣れているタイプが一番使いやすい。 特に会社で使うようなカレンダーは自分では買わずいただき物を使っているケースがほとんどであろう。
毎年くれるのを待っているわけである。
営業をする者にとってこの待ってくれていることほど嬉しいことはない。売り込みにしても何にしても、営業が会社に来ると何か売り込まれるのではないかと大抵警戒されるものだが、カレンダーを配りに来てくれる時は大歓迎なのである。
快く向かいいれてくれたときほど、営業冥利に尽きる事はない。
それが又次の契約につながるからだということは言うまでもない。
名入れの驚き
保険会社のカレンダーの名入れを手がけ始め、少々驚いたことがある。
それは、カレンダーに名入れする時、営業所のほかに自分の名前をも入れることだった。
もらった人は、個人の名前を入れたカレンダーなんて飾るのだろうか、という疑問が生じる。
でもそんな疑問を挟む間もなく、次々と個人名入れの注文が舞い込む。お客さんに個人の名前を入れたカレンダーなんて飾ってくれませんよ、などとは口が裂けてもいえない。ありがたく注文をいただく。
では本当に飾ってくれないんだろうか。またはその名入れされている部分だけ切り取って飾るのだろうか。 それ以来気になって、お店、病院の待合室、個人宅、事務所などどこかに行くたびに名入れの部分を注目していた。
公共機関は、確かに個人名入れの部分はもちろん、会社名が名入れしてあるとおぼしき所は切り取られていた。 他の場所でも公共性の強い場所では切り取った後が見受けられた。しかし、大半は名入れのままになっていた。
しかもある場所では、個人名入れされたカレンダーが堂々と飾られていた。効果はあるようである。
名入れの効果
名入れは本当に効果があるのだろうか。 名入れ商品をオーダーする人は、効果があると信じているから注文するのだろうが、中には惰性でとか、効果のほどは分からないがとりあえず入れておきたいと思って、注文されている人も多いと思う。
実際どうであろうか。 我が家にも、親戚の家にも、いつも行く様々なお店屋さんにも名入れのカレンダーは飾ってある。みんなたまに見るのだろうか。
これに関連した事例がわたしの身の回りにあった。こんなことである。
家内の実家に用があって夕方になり店屋物を取ろうということになった。家内のお母さんは、壁に掛けてある日めくりのカレンダーの台紙上に印刷してあるソバ屋の電話番号を読み上げてくれ、と言う。これだと思った。
確かに使われているし、役にたつ。渡し方にも工夫がいる。ギフトはその商品を介在させて、コミュニケーションをはかる事が大事なので、渡す時何らかの工夫が欲しい。
包む文化の大切さ
わたしはギフト販売にかかわって20年たつが包装とかパッケージのわずらわしさで悩まされつづけてきた。
包装について言えば、包装紙の絵柄厚さ、サイズなどいくつかの要素を決めた後、テープを貼る位置、包装の仕方までに気を配らなければならない。それもこれもギフトが他の人に渡す物だからである。
カレンダーについても人にあげるものだからむき出しでポンとあげるわけにはいかない。壁掛けのカレンダーにはビニールのスリーブを、卓上には封筒が添付されているのが普通である。むきだしではなく必ず何かに包んで渡すことが必要なのである。
それは、やはり相手に対する気遣いという意味が含まれているからだろう。手渡しで渡す場合は、心から使ってくださいね、という気持ちを込めて渡さないとその気持ちが相手に伝わらない。日本人のギフトの意識は、儀礼とはいえ物に託して気持ちがその中に入っている。
送るにしても、手渡しにしろあげる相手方がもらってどういう気持ちになるだろうかと、そこまで考えてギフトを贈れば気持ちも伝わろうというものである。気持ちをおろそかにしてはいけない。
紙に予定を書くわけ
これだけパソコンや携帯が発達しているのに、なぜ紙製品のカレンダーがいまだに主流なのか?
パソコンや携帯にもカレンダー機能がついていて、人によってはそこに上書き・追加・修正して使用している人をよく見かける。
でも主流は紙のカレンダーで紙の需要は根強い。わたしもいまだに紙のカレンダーの上に予定を書き込んでいる。
一時期パソコンにカレンダーを作り、予定を書き込んでいたがどうも使い勝手が悪かった。
人は、消したり追加したり新たに書き込んだりするものに、前の痕跡が必要なのではなかろうか。画面上だとどうもその痕跡がないので、計画など立てる時障害になるのではなかろうか。
自分が持っている、ポケット手帳は予定だの、横線だの、消した後だのでいかにも汚い。でもその汚さが役にたつ。記憶を手繰るのに役にたったり、予定を立てるのに役にたったりする。
パソコンの画面だとやはりそれがないので、便利なようで、実は便利ではないのではないだろうか。
大安・仏滅の表記
大安とか仏滅というのを総称して、六曜というのだが世の人はどれだけこの暦に左右されているか。小さいときはその存在すら知らなかったが、大きくなるにつれ親がしきりに大安だの仏滅などを気にしている姿を見て不思議に思う。
やがて大人になり六曜に振り回されている自分を知るものである。
引越し、建て前、葬式、結婚式、大事な契約日etc.六曜の存在は大きい。そのため身近にあるカレンダーにそれが印刷されてないとはなはだ不便なのである。でも考えてみて欲しい。それほどまでにして皆が気を使う六曜に何か根拠があるのか。一般的には根拠のない風習と言われている。
根拠がない言い伝えだとはいえ、社会生活を送っていく上で六曜は無視できない。人とお付き合いしていく上で、そこからはみ出して生活するわけにはいかない。そういう観点からすれば、カレンダーに六曜を入れるのは社会生活を営んでいく以上、必要不可欠な情報だといえる。
カレンダーを購入する際はそこら辺も考えなくてはならない。
壁掛けと卓上と渡し方
カレンダーには大きく分けて、壁に掛けるタイプと卓上に置くタイプの2つのタイプがある。
どちらもそれぞれの役割があるのだが、会社ではやや卓上が優勢になってきている。なぜかというと、卓上がきわめて個人ユースなものであるのに対して、壁掛けタイプはより集団ユースな性格を持つからである。
会社の1つの部署が仮に10人で構成されているとする。壁掛けのカレンダーはひとつあれば足りるのに対し、卓上は1人に1ついるから10冊必要となる。
個人で必要な人だけ購入する場合は、10人全員は買わないだろう。しかしその会社に契約をもらっている生保・損保の営業員の方は、契約をもらっている1人だけに渡すわけには行かないときもある。
それは、たとえば自分で持参する時皆が欲しそうな顔をしているのに、契約をもらっている人だけに渡せない時があるという。
経費を切り詰めるならそんな時は郵送か宅配会社のメール便で送るに限る。これでうまく収まるなら無理して訪問する必要はないかもしれない。ただし、競争が激しい事務所では他の営業員も営業に来ているから、少なくとも所属する部署の人には全員渡す必要があるのではないか。
今は、カレンダーはくれる会社も少なくなっているというから、きっと感謝されるはずである。ちなみに競争の激しいところでは、最初に持ってきてくれたカレンダーを使うのだという。
カレンダーにこだわりのない人は、早く使いたいと思うのだろうか。いづれにしても届けるのは早めにしたほうがよさそうである。
いぬ・ねこシリーズ
弊社の扱っている卓上のカレンダーの1つに、いぬ・ねこの写真を載せているタイプがある。
5、6年前から取り扱いを始めたのだが、近年はそこそこの売上になってきている。予定を書き込むスペースが少ないのだが、根強い需要がある。わたしの推測では、家庭向けに配る方が多いのではと思っている。
一般の事務所では、卓上において予定を記入して行くのでなるべくスペースは多い方が良い。写真は邪魔になるのではないかと思う。
社内外の行動予定は、身近に持ち歩くポケット手帳に記入するのが、一般的なので卓上のメモ欄の使い道は、特に社内の予定を書き込むのに使われている様子である。
いぬ・ねこの入った卓上のカレンダーは書き込みスペースが少ないので、予定を余り記入する必要がなければ、置いてくれるのかもしれない。日々の大事な用件をポケット手帳等に記入している人にとって、社内の自分の机に置くカレンダーには、それほど記入する事項はないのかもしれない。
であれば、いぬ・ねこの写真が入っていても、さほど影響ないのかもしれないし、いやし系なので雑然と書類の積まれたデスクの上には、意外とマッチしているのかもしれない。
文字月表
壁掛けタイプの数字の大きいカレンダーを、文字月表と呼ぶ。とにかくわかりやすいのがいい。
でも、中に書いてあるのは収穫祭だの六曜だの、古臭い匂いのする事柄が多い。どこで重宝されるのか。
主に商店の店内に掛けてある。よくクリーニング屋さん花屋さん米屋さんなんかで見かけないだろうか。わたしがよく見かけるのが、病院窓口や区役所分室の受付そばの壁に掛けてある文字月表である。
その2つの場所では、たまに名入れの部分が切り取られているのを見かける。病院や区役所は、公共の場なので、名入れのコマーシャルが入っているのはまずいのかもしれない。
でもあげたほうとしては、少し不満が残ることだろう。文字月表の1番下の部分に、1ヶ月の予定を左から右に一覧できるような欄がある。弊社のカレンダーにもあるのでよく観察してもらいたいが、これは書き込むために設けられたものだけではない。
長いカレンダーの歴史の中で形作られてきた先人達の知恵。ここに予定を書き込むことで、上の名入れ部分を切り取られなくて済む。なかなか考えたものである。
カレンダーはなぜもらうもの?
わたしの周りの仲間を見ても、自分のお金でカレンダーを買っている人はいない。大抵もらい物である。なぜ、自分のお金で買おうとしないのだろう。わたしは、いくつかの仮説をたてた。
1.買いに行くのが面倒
2.身銭を切るのがいやだ
3.もらい慣れている
買う気があれば買いに行くのだから、はずすとしよう。大体は2か3の理由だと思う。つまり、自分のお金で買わなくてもただでもらえるのだから、高いお金を出して買う必要はない。
それから、いつも決まった人が届けてくれるので、それを待っているだけでいい。もし買ってしまったら、持って来てくれた物が無駄になる。
10年20年昔に比べて、今はカレンダーをくれる人が少なくて困っている人もいるのだという。思い出してみれば、当社が取引させていただいている信用金庫でも5年以上前は、5つも6つもカレンダーをくれていた。
今はどうか。たった1種類のみである。カレンダーはもらい物とみんなが思っている以上、カレンダーは届けられると感謝されるはず。今こそ名入れに工夫を凝らして、お客さんの元に、誰よりも早くカレンダーを持参すべきではないか?
ライバルに差をつけるのは、実はほんのちょっとしたサービスからなのである。
来年の予定
先にカレンダーの配布は、10月下旬から11月初めが適当と書いた。これはライバルたちを意識して配布する時期のことを念頭に言ったまでだが、実際にカレンダーを身銭を切って購入する人の購入時期はもっと早いことが多い。
わたしの場合は10月に入るあたりから、ポケット手帳に来年の予定をぽつりぽつり書き始める。だから毎年10月初めには来年用のポケット手帳を購入している。
1月の予定なんかは、10月から決まっているものもある。12月にカレンダーが届いたら少し遅すぎるだろう。毎年11月に忘れたのでと言って、あわてて注文される方がいるが納品は12月になってしまう。
カレンダー印刷の超繁忙期なので最初に受けた注文から名入れ印刷していくから、後回しにされてしまうのである。来年の予定は、少なくても11月には書き込まなくてはならないだろう。
そのためには少なくても11月の初旬には、手元にカレンダーがなくてはならない。
カレンダー製作(1)
カレンダー製作の裏側を少し紹介してみる。カレンダーの納品が終わり、代金の回収が終わるのは年末である。
お正月もあけそろそろ仕事にとりかかろうとする時期に、カレンダーの製作から納品までを見直す。本当にお客さんに喜ばれる商品だったのか、価格は適当だったか、納品の間違いはなかったなど。
その一連の見直し作業が終わると、次には翌年のカレンダーの企画に入る。わが社のカレンダーも卓上タイプを合計すると、50万冊(*平成18年実績)くらいになるので資材の調達から企画を考えなくてはならない。
カレンダー本体を入れるケースは中国生産のものもあるので、計画的に生産しないと納品に間に合わなくなる。
カレンダーの企画次第では、ケースも変えることがあるので企画を立てるのは早ければ早いほうが良い。
カレンダー製作(2)
カレンダーの印刷業者は、7、8月は閑散期である。そこでわれわれも、予定できればできるだけ発注を前倒しで頼むようにする。
価格も10月以降に刷るより大分割安になるようである。
製作の現場では、本体の印刷物を倉庫に積み上げておく。後から名入れの注文が来るのを待っている。名入れは注文と同時に依頼されるのが普通だが、後からまとめて名入れ情報が入ることがある。
そうした場合は、名入れだけまとめて印刷する。カレンダー受注の最盛期は10月から11月にかけてだが、カレンダーの印刷業者はその時期注文が集中するのでてんてこ舞いになる。
現場はできるだけ早く刷りたいわけだ。わが社の発注は比較的早い。製作側のことを考えれば、早く注文を出すに越したことはない。
注文が集中する時期は現場もフル稼働しているので、早く注文を出した方から製作を始めるからである。
カレンダー製作(3)
弊社カレンダーの基本となる商品は、毎年オリジナルでデザインをおこす。数字の太さ、書体は千差万別で、選んでいるとどれも良くなってきて、決められなくなってくる。
デザイン選定は意外に時間のかかるものである。
デザインをおこす時に重要視する事柄は、まず見やすさそれにデザイン性である。カレンダーなので、それを見る時見づらいなら致命的。
書き込むときに書き込むスペースが小さいと、予定を書き込めない。できるだけ空白の面積を多くするように努めているが、紙面の関係上空けられるスペースは決まっている。
デザイン性は、デザイナーに一任するしかない。いつも感心するのだが、デザインを考える人はいろいろなアイデアがよくわいてくるものだ。
わたしにはそんな能力がないものだから、こういうイメージでと伝えると、ラフ案が上がってくる。色使い、フォント選び、全体の調和など感覚に頼る場面は多い。
腕のいいデザイナーを抱えることは、今までもそうだったしこれからも企業の生き残り策として、重要な位置を占めるのではなかろうかと思う。
カレンダー製作(4)中国製造・国内製造
以前中国で卓上カレンダーを製作して、ひどい目に会った事がある。どういう目かというと不良品の後始末のことである。中国の製造業は以前に比べ大分ましになったとはいえ、まだまだ日本の製品に比べれば品質が落ちる。
カレンダーは印刷物なので、印刷技術の問題がある。その低いレベルは覚悟の上で、製造価格の安さの誘惑に負けて発注してしまった。
入荷してまず目に付いたのは、表面上のキズ。ひっかきキズみたいのが、至る所に見つかる。その次に印刷のズレや汚れ。日本の製品では考えられないような不良品が、ぞくぞくと見つかった。
緊急で国内検品をして、不良品は省いていった。何とか日本人の目から見て良品と思われるものを残していったら、3割程度が不良品になってしまった。
余分に販売しようとかなり多めに発注していたので事なきを得たが、一時は冷汗ものだった。
中国に行ってその業者に弁償させようと文句を言ったら、「責任は半分ずつあります」と言われ唖然とした。
それ以来中国では2度とカレンダーを作ったことはない。
利便性
皆さんのいる今の部屋を見渡していただきたい。様々な壁掛のカレンダーが目に付くと思うが、2ヶ月、3ヶ月カレンダーは掛けてあるだろうか。
当月だけのカレンダーだと前後の月の内容がわからないので、予定を立てずらい。
特に企画を立てる仕事の人は、2~3ヶ月もののカレンダーがあれば大変参考になるに違いない。わたしの会社の個室には、1年もののカレンダーが貼り付けてある。
何かぼけーと考え事をして予定を立てるのには欠かせない。手帳を見ればいいじゃないかと思う方も多いと思うが、1年12ヶ月を一覧できると1年を立体的に見られるメリットがある。
ただし銀行からもらう1年物のカレンダーは、数字が小さいので見ずらい。なるべく数字が大きくハッキリしているものが良い。
カレンダーはもらい物がほとんどなので、もらい物に余り文句は言えない。2、3ヶ月もののカレンダーがもらい物にない時はどうするか。自家製で作り変えたらどうだろうか。
あげるほうとしたら、その手のカレンダーを欲しがる人には、無理してでも贈ったらどうだろうか。ライバル達は高いので贈ってないはずだから、あなたの評価が高まることは間違いない。
暦
昔から五穀豊穣を祈願して、いろいろな行事が行われてきている。その名残が一部カレンダーにも反映されている。
人はそれを見て祭りなどが間近だ、などと心の準備をしてきた。 今はそのような行事を盛り込んだカレンダーは少ない。都会に住んでいる人は、地方の祭りの意味を知らない人も多い。
かなりのパーセンテージで田舎から出てきたにもかかわらず、日常の余りの忙しさに、田舎の行事のことを振り返ってみる機会さえ失っていく。
地方ではいまだに、行事予定の入ったカレンダーが重宝されている。年々これも人気が下がっているらしいが、日本古来の伝統的行事の暦は残していきたいものである。
地方で配るカレンダーと都会で配るカレンダーは、このように少しだけ系統が違う。又たとえば、卓上と壁掛けの比率は地方は壁掛けがいまだに圧倒的なのに対し、都会では個人向け卓上が人気になってきている。
以上は・・・(平成18年・遠山個人ブログより抜粋)
