




カレンダーは大きく分けて、卓上タイプと壁掛けタイプに分かれます。
卓上は、机などの上に置いて使用するタイプで、壁掛けは壁に張って見るタイプです。
それぞれ特徴があるので順に見ていきましょう。
卓上は、壁掛けタイプほどデザインやタイプの違いはありません。机上に置いて邪魔にならないサイズですので、
おのずから大きさは決まっています。最大でも横幅は180mmが限界なようです。ジャンル分けするときには、
壁掛けタイプと違って製本別にする場合が多いです。製本には下記のようなタイプがあります。
一般的には、コイル状になっているタイプです。種類は大きく分けて3タイプあり、
金具、プラスチック、紙製で大体分類できます。近年は、地球環境の問題もあり、
全部紙製が喜ばれ、紙製のリングで製本しているものが好評です。
紙製と申しましたが、われわれ業者間では"ペーパーリング"(企業によっては
エコペーパーリングと名づけている場合もあります)と呼ばれています。
まだ価格が高いので、大量に安く注文したいときは、金具製(鉄製針金)や
プラスチック留めのほうが安い商品がいまだに多いです。
ケースには、主にプラスチック製と紙製があります。
カレンダー本体はカード状になっているものが普通で、たいてい1ケ月表示です。
このタイプもやはり地球環境にやさしいを標榜する企業には紙製がお勧めです。
紙製は、やはり業界では"ペーパーケース"と呼んでいます。
プラスチックにはやわらかいソフトケースタイプ(主に塩ビ製、PS製)や
ハードタイプがあります。またCDケースを流用したタイプもあります。
木製で溝の中にはめ込んで使うタイプもあります。またケースとは言えないかも
しれませんが木に引っ掛けて使うタイプもありますが一般的ではありません。
製本タイプは大きく分けて、天綴じ製本とケース入れに分かれます。
天綴じ製本のカレンダーの台紙は、用紙より厚紙になっています。
これは卓上に置くとき安定性をたもつためですね。
名入れの方法についてはまた説明しますが、黒台紙が主流になっています。
これは箔押しでよく映えるためではないかと思われます。
デザインについては、壁掛けカレンダーのバリエーションには負けますが、
卓上においておしゃれなものが今人気です。曜日ごとに色が変わっているものなんか見栄えがいいです。
大抵文字数字のみ卓上が多いのですが、その次に多いのがペット関係、また開運招福の類です。
こちらはデザインではなんと言っても卓上を凌駕します。もう一方でサイズで分類するのも
重要なわけ方です。なぜかというと、配布先の会社に従業員の多い会社が多いのか少ないのか
によってサイズの選び方が変わってくるからです。もう一方では配送料金を安くするために
サイズを決めるという方も多くいると思われます。まずサイズの分類から見ていきましょう。
大まかなジャンル分けとして、小さい順から以下のように定義しています。
名入れカレンダーの業界では、この呼び方が一般的ですが、当店で呼んでいるビッグは、ラージと 呼んでいる店も多いようです。呼び方の決まりは無く、慣習です。このサイズで決まってくるには、 元になる紙サイズがかかわってきます。原紙は大きさが決まっていて、名入れカレンダーに 使用される紙は、Aサイズ、Bサイズ、46サイズ、まれに菊サイズがあります。
詳細は省きますが、これらの原紙を使って紙を裁断していくのでA2サイズとか46/4とかで表示されるわけです。
わかりやすく説明すると、46/4というサイズは46サイズの紙を4分の1カットして使用するので46/4サイズと
いうわけです。ちなみにこの46/4というサイズはもっともポピュラーな壁掛けカレンダーサイズで、だから
レギュラーサイズと言われているのです。
詳しくは当店のカレンダーのサイズについてのページをご参照ください。
カレンダーに使用される紙は、下記に説明するように大体4つくらいに分かれます。
特長としては、コート紙などは写真が掲載されているので表面がつるつるしています。鉛筆で記入するには適さない。
一方上質紙などはコピー用紙のようなざらつきがありますので、鉛筆で記入するのに適しています。
マットコート紙
- つや消しで落ち着きのある標準的な紙での中でもトップクラスの用紙をご用意します。
- 一般的なカレンダーやポストカードなどに使用される標準的な用紙で、写真やイラストも美しく仕上がります。
- 鉛筆による書き込みにも適しています。
コート紙
- マットコート紙よりもやや光沢がある紙。マットコート紙よりもさらに印刷特性が良い用紙です。
- 表面処理が強いため、鉛筆による書き込みには適しません。
- マットコート紙はやや落ち着いた印象なのに比べ、コート紙は鮮やかな印象になります。
アート紙
- 表面に光沢がありツルッとした高級紙。発色・色再現性をコート紙よりさらに良くした紙です。
- 大きい壁掛けカレンダー、特に写真をできるだけ美しく鮮やかに印刷したいときなどに適しています。
上質紙
- 表面にコーティングはされておらずコピー用紙のようなざらつきがあります。
- インキが非常に乾きにくいためベタの多いデザイン(CMYKの数値の合計が300%を越える)の印刷には不向きです。
- 鉛筆でも書きやすく文字カレンダーに最適です。
商品・冊数・名入れ内容が決まっていればすぐに発注すべきです。繁忙期になると納期がかなり遅くなるものが
でてくるので、11月30日までに納品完了希望なら10月初旬には正式注文が必要となります。
せっかく決まったデザインも、ご注文の時期によっては
商品をご用意できないことになりかねません。早期注文で確実に商品の確保が可能です。
版作成に時間がかかると納期も遅延します。繁忙期以外なら1週間程度みておけば
作成可能ですが、繁忙期(10~11月)には2週間以上かかるのはざらです。
カレンダーを作る時期はどうしても年末に向けて身辺が慌ただしくなります。
気が付けば年末!!なんてことにならないように早めの注文をおすすめします。

- 卓上カレンダーの台紙に
1箇所のみ名入れします。 - ケースの上に
印刷するのが基本です。 - 表紙に印刷します。
- 台紙に印刷します。
たいていはシルク印刷か箔押しに分かれます。
ただしカレンダー用紙に印刷するときは
普通にオフセット印刷をしますが、
少量の場合はオンデマンド印刷でする場合があります。
- カレンダーの下の余白に
印刷します。 - 下の余白かホットメルト
部分に名入れします。 - 広げた際に下の部分に
印刷します。 - カレンダーの下の余白に
印刷します。
ほとんどオフセット印刷です。
まれにシルク印刷で印字する場合があります。
少量の冊数の場合は、完成品のカレンダーを
1枚1枚めくりながら印刷をする方法を取ります。
ひと昔前までは、名入れといえば単色が主流でしたが、
最近では2色、3色使用したものや会社のロゴマークの
名入れをご希望される方も増えてきました。
多色刷りになりますと、色を重ねるのが非常に難しくなりますが、
弊社では熟練の技術者がいる多くの業者と提携しておりますので、
仕上がりがひとあじ違います。